申込み〆切を延長します8/23まで【進呈先募集】「使い回し」から「使い捨て」へ 「プラスチックガウン」100,000枚を最前線に贈ります

2020年7月28日
医療従事者の皆さんへ

すべての医療従事者に十分な数のディスポーザブル(使い捨て)の
個人防護具(PPE)を!

〜最前線における感染リスクの最小化と不安解消を目指します〜

  • 「最前線」は、病院、クリニック、医院、歯科医院等を含みます。
  • 「個人防護具(PPE)」は、サージカルマスク、N95マスク、プラスチックガウン、アイソレーションガウン、キャップ等のことをいいます。(以下「PPE」という。)
プラスチック(ビニール)ガウン

ウイルス感染から身を守ります

【背 景】

 COVID-19感染症の次の波が各地でくすぶり始めてきている昨今、これまでPPEの供給不足からやむなく使い回し・再利用されてきましたが、未だ手に入りにくい・高価なN95といった一部のPPEを除いてようやく市場に製品が出回るようになってきました。

 しかし相変わらず多くの医療現場からは、PPEを再利用している、サージカルマスクは7勤務に1枚などといった声を耳にします。

 特に歯科医院からは、エアロゾルによる感染の危険を日々感じるなかでN95を含むPPE不足による危険、不安を訴える声が複数寄せられています。

 こうしたことの背景には、医療機関の経営悪化、PPEの価格高騰と品薄、新型コロナウイルス感染症患者の受入の有無、医療機関の専門性による相違等といった複数の要因があるとは思いますが、ぜひ国、都道府県、議員の皆様、医療機関の経営に携わる皆様等には、すべての医療機関において、これまでも、そしてこれからも最前線に立つ医療従事者の生命を守るために十分にディスポーザブルがかなう環境を整えていただけるよう何卒お力添えください。(医療従事者の生命を守ることがすべての非医療従事者の生命を守ることにつながります。) 

◇プレスリリース
<参考>ガウン、N95に関するアンケート調査、寄せられた意見から

 ◇ 感染症専門医等の皆様からのメッセージ(順不同)

◆ 忽那 賢志 さん(独立行政法人 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター 感染症専門医)

 医療従事者は新型コロナに罹るリスクが高く、これまでも多くの病院内クラスターが発生しています。

 こうした状況の中、医療従事者は感染の恐怖と戦いながら新型コロナ診療を行っています。個人防護具を適切に使用することで、感染リスクを大幅に下げることができますが、需要の増加により個人防護具が十分にない環境で診療を行っている医療機関があります。

 病院内クラスターの発生や医療従事者の感染者を防ぐためには、医療機関への十分な個人防護具の供給は必要不可欠です!

◆ 坂本 史衣 さん(聖路加国際病院 QIセンター感染管理室マネジャー)

 医療従事者を感染症から守るには、曝露リスクに見合う種類の個人防護具を安全に、また、タイムリーに使える環境を整えることが極めて重要です。

 個人防護具を使わないこと、汚染された個人防護具を使いまわすこと、個人防護具ではない製品(例えば雨合羽)で代用すること。これらのいずれにも感染のリスクが伴います。

 医療従事者の感染は、医療従事者や患者の健康被害だけでなく、病院機能の制限や停止につながります。このキャンペーンを通して、一人でも多くの医療従事者、一つでも多くの医療機関がそのような不利益を被ることなく、このパンデミックにおいて求められる役割を果たすことができることを期待しています。

◆大路 剛 さん (神戸大学病院 感染症専門医)

 「COVID-19患者さんも受け入れている病院です。それ以上に疑い患者への対応ではこれらPPEが必須となります。

 患者数がそれほど多くない際には、「強く疑う患者のみ」PPE使用で対応しますが、流行が広範囲に広がるとほぼすべての患者さん1人1人にPPEを使用せざるを得ない状況になってきます。

 PPEの不足はCOVID-19対応にとどまりません。これらPPEは耐性菌(抗菌薬が効かない細菌)を患者から患者に伝搬しないためにも必要で一人の患者ごとに1セット必要になってきます。COVID-19対応が増えるごとにやむなく、耐性菌対策に使用する分が不足し、やむなく対策を中止している医療機関もあります。

◆山畑 佳篤 さん(京都府立医科大学附属病院 救急専門医)

○安心・安全に働きたい!

・一般に新型コロナウイルス感染症の入院や、疑い例の外来診療をしている医療機関には、PPEが補充されつつあります。

・しかし多くの医療機関では潤沢な在庫はなく、本来1回ごとに使い捨てで使うべきPPEを1日中つけていたり、場合によっては1週間使いまわしたりということがまだまだ行われています。

・またPPEの装着がごく限られた診療現場だけに許可され、そのほかの部署では新型コロナウイルス感染症の脅威を感じながらも十分な個人防護が行えない、ということも起こっています。

・新型コロナウイルス感染症に対して医療従事者が能力を十分に発揮するためには、安心・安全に働くことができる環境が必要です!

○クラスター発生を早期に抑え込みたい!

・療養型入院を見ている病院や、老人福祉施設などでは、PPEの供給も、その必要性の認識も、使い方の訓練も、十分ではないところが多いのが現状です。そこに新型コロナウイルス感染症が忍び込んだら・・・・数多くの感染者が出てしまいます。

・そのような弱者が多数入院・入所している施設でのクラスター発生を抑え込むためには、PPEのストックと、その使い方の教育が必要です!

 PPE供給へのご支援と、教育の充実のためのご支援をよろしくお願いします!

◆岸田 直樹 さん (北海道科学大学、”最前線にマスクと防護具を”実行委員会メンバー 感染症専門医)

 これまでは、PPEを節約して「事故なくなんとかやってきた」とは思うのですが、クラスタが起こったところはほぼ必ず職員から、「PPEを十分買ってもらえなかった」という声が聞こえてきます。

 「PPEの使いまわし」が、感染制御の現場ではとても大きなウエイトを占めているといった印象です。

◆萩野 昇 さん (帝京大学ちば総合医療センター、”最前線にマスクと防護具を”実行委員会メンバー 日本リウマチ学会専門医)

 医療機関での感染対策には、十分な量のPPEが提供されること、それらを適切な方法が使用されることが欠かせません。

 本邦でも、マスクを含めた防護具を「なんとかやりくりして」使用している現状ですが、決して「十分な量」は提供されておらず、「適切」とは言い難い方法で使っております。

 本キャンペーンが、本邦でのCOVID-19禍を乗り越えるための一助となることを実行委員会メンバーとして強く祈念しております。

◆浜田 亮 さん(ハマダデンタルクリニック 日本歯周病学会歯周病専門医)

「歯科は感染しやすい場所か?」

 歯科治療おいては回転器具や超音波機器を多用します。それら機器からは治療部位が熱傷をおこさないように大量の水がスプレーされます。よって、唾液、血液、切削片など様々な病原体を含んだ飛沫が歯科医師や歯科衛生士に飛散し、エアロゾルも大量に空気中に放出されます。ですから私は、ガウンを着用せずに白衣のみで治療しランチをとる勇気はありません。また、使用したガウンで次の患者を診ることもありません。もっと大きな代償を払うことにもなり兼ねないからです。歯科における感染予防対策に「もったいない」は存在しないと思います。しかし、ガウンや高性能マスクをはじめとするPPEの価格はつりあげられ、供給もままなりません。毎日、目を皿のようにして探し、何とか綱渡り状態で凌いでいるのが現状です。

 PPEはディスポが前提にもかかわらず「消毒して数回使う」などという話も聞きますがスタッフの胸中を想像すれば不憫でなりません。安定供給される清潔なPPEがあってはじめて医療従事者は「自分の身は自分で守る。」「何としても感染しない、させない。」そして、そのような士気が結果として患者を守ることにつながります。でも、その当たり前のことが多くの医療現場で崩壊しているのです。すべての医療従事者に十分なPPEの供給が確立され患者の安全が確保されるまでは「自分の心の中の非常事態宣言」を解除するつもりはありません。それが経営者のできるせめてもの感謝と礼儀ではないでしょうか。

 一般開業医は毎日、PPE探しに翻弄され、雇用を守るために借金をし、疲弊しながらもなんとか必死でこの嵐を乗り越えようとしていると思います。国や自治体には「軽慮浅謀」とならぬよう「現場は何を欲しているのか」をスピーディーに吸い上げ、行動に移していただきたいと切に願います。

 国や自治体、国民そして歯科医師自身が「歯科での感染予防対策を取り巻く現状」に目を背けないことこそ必要です。これから先も様々な病原体と人間は戦い続けなくてはなりません。スタンダードプリコーションやPPEに対する歯科医師の意識改革、そして国の「手厚い援助」や「厳しい監視」も必要だと思います。COVID-19は歯科医師の感染予防対策に対する意識改革をするには「啐啄の機」ととらえることもできます。「平時より万全な感染予防対策をとっているので歯科で感染症はおきません。」と、すべての歯科医師が胸を張って国民に言える日が来ることを心から願います。

◆谷口 勇 さん(谷口歯科医院)

「歯科としての[withコロナ新時代]の私見」

 歯科治療はとても細かく繊細な仕事で本来、体に色々な物を身に付けて診療するには非常に不向きな職業です。実際にN95マスク、ゴーグル、フェイスシールド、プラスチックガウンを付けて診療してみると分かりますが、苦しく、動きづらく、暑く、自分が思うような仕事が出来ないのが現状です。そこでプラスチックガウンはやめて私はクリーンルーム用使い捨て不織布白衣、スッタフには割烹着を何枚か買って(すぐに洗濯出来るので)、今はN95マスクは貴重なので中にマスクシートを入れ数日間使い、さらに上にサージカルマスクを付けて診療にあたってます。当然キャップはします。

 これからずっと続くコロナ時代、個々の歯科医師の感染予防に対する意識改革が必要であり、それぞれが創意工夫しこの難時代を乗り越えようと頑張っていかなければならないと考えています。

 しかし仲間の中にも感染予防の考えに温度差があるのも否めません。歯科は歯を削ればエアロゾルが飛散し、個人の歯科医院では普及率の低い高価な口腔外バキュームも必要になりました。収入が減り、支出が増大し、スッタフの生活を守るには今の保険点数では無理です。国はこの現状を見て経済的対策を早く取るべきです。

 これからは体力(経済力)のある歯科医院が生き残ると思います。本来ならば自由主義社会で自然淘汰されるなら優秀な人材が残るべきです。今危機感を共有する仲間と個人の歯科医院として具体的にどこまでの感染予防策を取るべきか考慮中です。なにせ歯科治療は一番ハイリスクな仕事に分類されましたから。突き詰めると歯科医療自体やってはいけない仕事になってしまうのではないかと余計な事考えてしまいます。しかしながら仲間と知恵を出し合い、前向きに現実に立ち向かって行こうと思います。

【キャンペーンの内容】

*「プラスチックガウン」100,000枚(現在の底値(市価)11,000,000円超相当)を希望する医療機関、医療従事者に進呈します。

【応募要項】

◯応募資格:すべての医療機関あるいは医療従事者

  • 同じ病院からのエントリーがあった場合には、調整をさせていただく場合があります。
  • 現在プラスチックガウンの使用について、下記に該当する医療機関を優先させていただく場合があります。
    ◇何かしら制限がある / 使い回しをしている / 手作りガウン、雨合羽等を使用している など

◯お申し込み フォーム

 【進呈先募集】「使い回し」から「使い捨て」へ「プラスチックガウン」100,000枚を最前線に贈ります

◯締め切り:8月17日

◯寄贈単位(例)

  1.  病院:200枚×490医療機関あるいは400枚×245医療機関
  2.  医院、クリニック、診療所等小規模の施設対象:20枚×100施設
  • お申し込み多数の場合は抽選とさせていただく場合があります。
  • お申し込み件数により個々送付する数を調整させていただく(増減する)場合があります。
  • プロジェクトのホームページで原則医療機関名の公開をお願いしています。(ただし、何かご事情がある場合には、後日ご相談に応じます)
  • 発表は、発送をもって代えさせていただきます。

*お申し込みに伴うアンケート結果は、回答者がわからない形で統計処理等して公表する場合があります。
*ご協力企業様の取り扱う製品のご案内を同梱させていただきます。
(良心的な価格でご提供していただいています。)

【御 礼】

 本キャンペーンは、以下の方に多大なるご協力を賜りました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。

◯ 富島 寛様(5,000,000円をご寄附いただきました)

“先行きが不透明な中、コロナと戦っていらっしゃる医療従事者の方の支援に少しでもなれば嬉しいです。”

◯ Twitter、facebook等のフォロワーの皆様、ほか寄附金をいただいている皆様

*5,000,000円を超える経費(ガウン代金、送料、梱包代、倉庫費用で概算1,300,000円)につきましては、これまで寄せていただいた寄附金の一部を充てさせていただくとともに、あわせて寄附金を受け付けます。(引き続きPPEの仕入れ等が難しい医療機関、医療従事者等に対してN95、サージカルマスク等の送付(寄附)を継続します。)

*(実績)これまでN95、サージカルマスク等をお送りしてきた医療機関一覧

◯ 株式会社明生商会 シンガポール支社 支社長 片岡政春様 

“感染の危険と隣り合わせの中で懇親的に看護をされている皆様には本当に頭が下がる思いです。私にできることと言えばマスクの着用、手洗いとうがいを励行し感染しないことで皆様のご負担を1人でも軽減することだけです。
下火になったとは言え未だ感染者が増えているとのことですので、お身体にご自愛されますようシンガポールよりお祈りしております。”

◯ 伊勢久株式会社名古屋営業所(再生医療責任者) 菊澤 悠様、株式会社ポイントライン様
 明生商会様との間に入って各種ご調整、ならびにガウンを安価で販売いただくなど多大なるご協力を賜りました。

【寄附金のお願い】

*キャンペーン実施に伴い港から荷揚げ→送付までの倉庫代、送料等がかかるため、また今後の送付、保管・仕分け費用等のため、引き続き寄附金を募集させていただきます。

*引き続きN95、プラスチックガウン等が供給されない医療現場、クラスタが起きた医療機関、福祉施設等にお送りするための送料、倉庫兼仕分け場所の賃料、水道光熱費等直接経費に使わせていただきます。

東北銀行高田支店(店番号302)普通預金
5015514 一般社団法人三陸アーカイブ減災センター